2023年 中山牝馬S 予想

中山競馬場1800mはスタンド前の急坂からスタートして内回りコースを1周するコース形態になっています。急坂から2コーナー手前まで上り坂になっており前半はペースが緩やかになりやすい。バックストレッチにかけて下り坂でペースが上がりロングスパート戦になるため持久力と、最後の直線での急坂を再び上がるため坂を駆け上がるパワーも求められます。

やっちゃんの見解
やっちゃんの注目馬
1. 9番　クリノプレミアム
2. 8番　スルーセブンシーズ
やっちゃんの本命馬

やっちゃんの見解

今年は15頭が出走を予定しています。

中山牝馬Sは毎年荒れやすく、過去10年1番人気が1勝と不振傾向の1戦になります。

過去10年勝馬の前走は重賞レースに出走した馬が8勝、OP/Lクラスに出走した馬が2勝しており昇級で挑んだ馬は1頭も勝ち切れていません。前走下級条件に出走して馬券に絡んだ馬は前走連対馬かつ前走から減量or同斤量の馬でした。

今年出走予定馬の前走

アートハウス（前走　愛知杯　GⅢ　1着）
イリマ（前走　但馬S　3勝　7着）
ウインピクシス（前走　壇ノ浦S　3勝　1着）
エイシンチラー（前走　ニューイヤーS　L　4着）
クリノプレミアム（前走　中山金杯　GⅢ　2着）
クロスマジェスティ（前走　幕張S　3勝　11着）
コトブキテティス（前走　中日新聞杯　GⅢ　15着）
サトノセシル（前走　愛知杯　GⅢ　5着）
シャーレイポピー（前走　京都金杯　GⅢ　11着）
ストーリア（前走　初音S　3勝　10着）
スライリー（前走　キャピタルS　L　13着）
スルーセブンシーズ（前走　初富士S　3勝　1着）
ラルナブリラーレ（前走　阪急杯　GⅢ　12着）
リノキアナ（前走　但馬S　3勝　10着）

前走重賞orOP/Lクラスに出走した馬はアートハウス・エイシンチラー・クリノプレミアム・コトブキテティス・サトノセシル・シャーレイポピー・スライリー・ラルナブリラーレの8頭。勝馬は上記9頭から選んでいきたいと思います。

下級条件で好走条件に該当しないイリマ・クロスマジェスティ・ストーリア・リノキアナの4頭は消し。ウインピクシス・スルーセブンシーズの2頭は好走の可能性あり。

過去10年勝馬は前走馬体重460㎏以上の馬でした。馬券に絡んだ30頭中26頭が該当します。

勝馬候補の前走馬体重

アートハウス（前走馬体重482㎏）
エイシンチラー（前走馬体重482㎏）
クリノプレミアム（前走馬体重484㎏）
コトブキテティス（前走馬体重442㎏）
サトノセシル（前走馬体重466㎏）
シャーレイポピー（前走馬体重442㎏）
スライリー（前走馬体重448㎏）
ラルナブリラーレ（前走馬体重486㎏）

今年勝馬候補で前走馬体重が460㎏以上の馬は、アートハウス・エイシンチラー・クリノプレミアム・サトノセシル・ラルナブリラーレの5頭。前走馬体重が460㎏未満で馬券に絡んだ馬は非根幹距離のレースで勝利経験がある馬でした。今年条件に該当する馬はスライリー1頭は抑えまで。非該当のコトブキテティス・シャーレイポピーの2頭は消し。

過去10年斤量別では54㎏以下の馬が8勝、馬券に絡んだ30頭中21頭が該当。斤量55㎏以上で馬券に絡んだ馬は9頭中7頭が中山競馬場で開催される重賞レースで3着以内に好走経験がある馬でした。好走経験がない馬2頭は前走GⅠレースに出走した馬でした。

勝馬候補の斤量

アートハウス（斤量57㎏　中山競馬場初出走）
エイシンチラー（斤量53㎏）
クリノプレミアム（斤量55.5㎏　中山競馬場重賞好走歴あり）
サトノセシル（斤量55㎏　中山競馬場重賞出走歴なし）
ラルナブリラーレ（斤量54㎏）

今年出走予定の勝馬候補で斤量54㎏以下の馬はエイシンチラー・ラルナブリラーレの2頭。斤量55㎏以上で好走条件を満たす馬は、クリノプレミアム1頭。アートハウス・サトノセシルは好走条件を満たさないので勝馬候補からは消し。

過去10年中山牝馬Sの勝馬は前走間隔中2週以上の馬でした。前走から中1週で出走するラルナブリラーレは勝馬候補から消し。

昨年勝馬で前走中山金杯でもハナ差の2着に好走したクリノプレミアムを本命、勝馬候補の中で最低斤量で出走するエイシンチラーを対抗で勝負したいと思います。

やっちゃんの注目馬

データからの推奨馬はこちらをご覧ください。

9番　クリノプレミアム

前走中山金杯の2着馬。昨年同レースで15番人気1着の大波乱を引き起こしました。昨年の当レース好走後より中山競馬場での重賞では（0-1-1-0）と2走続けて好走しています。前走は最後の直線で加速してハナ差に迫る2着と中山競馬場での適正の高さを再度確認させてくれる1戦でした。前走より0.5㎏斤量が増量になりますが中山巧者の好走に期待です。

8番　スルーセブンシーズ

前走初富士Sの1着馬。前走中団で控える競馬で3コーナーまで追走して、4コーナーで前が空くと一気に加速していきそのまま突き抜けて1着。中山競馬場成績は（3-1-2-0）と複勝率100％。斤量は前走より2㎏軽い54㎏で出走できハンデ面でも恵まれました。過去10年昇級組の勝馬は1頭もいませんが、好走に期待です。