昨年連覇を果たしたグランアレグリアを除き、過去10年で1番人気は(0-2-2-4)1頭も勝ち切れていない1戦。京都競馬場の改修のため、今年も阪神競馬場で開催されます。阪神競馬場での2戦は、上がり勝負になっており、最後に切れる末脚が必要になりそうです。
やっちゃんの見解
今年のマイルチャンピオンSは17頭が出走を予定しています。
性別で分けると、牡馬・騙馬が8勝しています。牝馬で勝利したのはグランアレグリア1頭だけとなっており牝馬の好走は厳しい1戦です。過去10年、牝馬で馬券に絡んだのは2012年ドナウブルー、2020年・2021年グランアレグリアの2頭になっています。上記2頭は外国人騎手騎乗・ディープインパクト産駒・前走3着以内という共通点があります。
今年出走予定の牝馬はソダシ・ロータスランドの2頭。
ロータスランドは上記3項目全て非該当。
ソダシは前走2着と1項目しか該当していません。
キャリア別では31戦以上の馬は馬券に絡んだことがありません。今年出走予定でキャリア31戦以上の馬はハッピーアワー・ベステンダンクの2頭。
前走人気別では勝馬は前走1-3番人気の馬が9勝しています。今年出走予定の馬で前走3番人気以内の馬は、ウインカーネリアン・サリオス・シュネルマイスター・ジャスティンカフェ・セリフォス・ソウルラッシュ・ソダシ・ダノンスコーピオン・ファルコニア・ホウオウアマゾン・マテンロウオリオン・ロータスランドの12頭です。
前走6番人気以下の馬で馬券に絡んだのは、2012年サダムパテック、2015年イスラボニータの2頭だけです。上記2頭は前走と同じ騎手・フジキセキ産駒・前走天皇賞秋からの距離短縮組という共通点があります。
今年出走予定で前走6番人気以下の馬は、エアロロノア・ハッピーアワー・ピースオブエイト・ベステンダンクの4頭です。上記4頭は3項目全て非該当なので今回は厳しいと思います。
前走着順別では、前走10着以下の馬は1頭も馬券に絡んでいません。また、前走6-9着以下の馬では2012年サダムパテック、2014年ダノンシャークの2頭しか馬券に絡んでいません。上記2頭は重賞勝利経験・GⅠ3着以内経験という共通点があります。
前走6着以下の馬は、シュネルマイスター・ハッピーアワー・ベステンダンク・ホウオウアマゾン・マテンロウオリオン・ロータスランドの6頭。
ホウオウアマゾンは、重賞勝利経験はありますが、前走10着・GⅠ3着以内経験なし。
シュネルマイスター・マテンロウオリオンは上記好走条件を満たしており、好走の可能性あり。
前走末脚別では過去10年、末脚4位以下の馬が(8-4-8-108)と8勝しています。前走末脚4位以下の馬はエアロロノア・シュネルマイスター・ハッピーアワー・ファルコニア・ベステンダンク・ホウオウアマゾン・ロータスランドの7頭。
末脚1-3位の馬は(2-6-2-35)複勝率は21.3%と少し高め。勝馬の2頭は外国人騎手が騎乗・GⅠ連対経験がある2頭だけでした。今年出走予定で上記条件に該当する馬は、サリオス・セリフォスの2頭になります。
開催場所勝利経験がない馬で馬券に絡んだ馬は、2015年・2016年イスラボニータ、2016年ネオリアリズム、2017年ペルシアンナイト、2018年ステルヴィオ、2021年シュネルマイスターの5頭です。上記5頭は前走5着以内・重賞勝利経験という共通点があります。
今年出走予定している開催場所勝利経験がない馬は、シュネルマイスター・ハッピーアワーの2頭。
シュネルマイスターは前走9着に負けていますが、重賞勝利経験があり昨年の2着馬です。開催場所勝利経験がなく馬券に絡んだ5頭は5頭中4頭が当日外国人騎手が騎乗しています。今年シュネルマイスターはC.ルメール騎手が騎乗予定しており好走の可能性あり。
GⅠ3着以内経験がある馬が(10-8-7-79)10勝しています。今年出走予定でGⅠ3着以内経験がある馬は、サリオス・シュネルマイスター・セリフォス・ソダシ・ダノンザキッド・ダノンスコーピオン・マテンロウオリオン・ロータスランドの8頭。
GⅠ3着以内経験がない馬で馬券に絡んだ馬は(0-2-3-66)勝馬が1頭もいません。馬券に絡んだ5頭は前走GⅡクラスに出走しており、5頭中4頭はGⅡ勝利経験があります。
GⅠ3着以内経験がない馬は、ウインカーネリアン・ジャスティンカフェ・ピースオブエイト・ソウルラッシュ・ホウオウアマゾン・エアロロノア・ベステンダンク・ハッピーアワー・ファルコニアの9頭。
上記9頭中前走GⅡレース以外に出走したのは、ウインカーネリアン・ファルコニアの2頭です。残り7頭中GⅡレース勝利経験がある馬は、ソウルラッシュ1頭だけです。
やっちゃんの注目馬

データからの推奨馬はこちらをご覧ください。
3番 ダノンザキッド
前走毎日王冠の3着馬。前走は前半がハイペースで差し・追込み有利な中、3番手で先行ししぶとく3着に残りました。一瞬のキレ脚が必要となるレースで分が悪い中、昨年のマイルチャンピオンSでも3着と好走しています。2年近く勝ちから遠ざかっていましたが近走は0.1~0.2秒差と僅差のレースをしており、当日は好走に期待です。
4番 シュネルマイスター
前走スプリンターズSの9着馬。前走はローテ面を考えて出走を選んだ1戦。初めての1200mで経験不足による敗因のため着順は問題なし。マイルでは堅実に好走しておりGⅠ3戦を含めて(2-2-1-0)と複勝率100%。天気の不安もあるが現状は曇りで雨の可能性が薄くなり、馬場もそこまで荒れないのであれば実績通りの好走に期待。
やっちゃんの本命馬

◎ 5番 サリオス
前走毎日王冠の1着馬。前走のレースは前が空いた一瞬で加速し間を割って差し切り1着。進路取りの問題があったにもかかわらず勝ち切る強い競馬でした。ムーア騎手とは2歳GⅠ勝利したとき以来のコンビになります。調教でムーア騎手が絶賛しており、充実期。2年ぶりの勝利勢いにGⅠ2勝目に期待して本命に。
〇 10番 セリフォス
前走富士Sの1着馬。前走は斤量有利も働き最速の上がりで1着。前走より斤量が2㎏増量するのはマイナス材料ですが、安田記念でも0.1秒差の4着と好走しており、1戦級のマイラーとも遜色ありません。今回D.レーン騎手への騎乗変更はプラス材料。前走からの連勝でGⅠ制覇に期待して対抗評価に。
▲ 4番 シュネルマイスター
前走スプリンターズSの9着馬。昨年の2着馬で、勝馬のグランアレグリアにはキレ負けしましたが0.1秒差と負けて強しの競馬でした。1600m複勝率100%で安定して好走しており今回も好走に期待して3番手評価に。
★ 3番 ダノンザキッド
前走毎日王冠の3着馬。昨年の3着馬で、グランアレグリア0.2秒差の3着。キレ脚勝負になると分が悪いので早めに仕掛けて前残りに期待です。
△ 11番 ソウルラッシュ
△ 15番 ダノンスコーピオン
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