過去10年で1番人気が1勝しか出来ていないGⅠ。昨年は10番人気のアカイイトが1着となり大荒れとなりました。今年はGⅠ馬3頭、海外馬1頭と混戦模様が予想される1戦。阪神競馬場で開催されるようになった2戦は共に8枠の馬が勝利しており、今年も8枠の馬は注目しようと思います。
やっちゃんの見解
今年のエリザベス女王杯は18頭が出走を予定しています。
所属別では関東所属馬が(2-2-0-45)過去10年で4頭しか馬券に絡んでいません。今年出走予定の関東馬はウインキートス・ウインマリリン・クリノプレミアム・テルツェット・ホウオウエミーズ・ライラックの6頭。関東所属馬で馬券に絡んだ馬は、前走末脚1-3位・前走5着以内・2000m以上のレース勝利経験という共通点があります。上記共通点の該当馬は、ウインキートス・ホウオウエミーズの2頭です。
キャリア別では21戦以上の馬は(1-2-0-45)と過去10年で3頭しか馬券に絡んでいません。今年出走予定のキャリア21戦以上の馬はアカイイト・イズジョーノキセキ・ウインキートス・クリノプレミアム・ホウオウエミーズ・ルビーカサブランカ・ローザノワールの7頭。キャリア21戦以上の馬で馬券に絡んだ馬は、前走府中牝馬S・GⅠ5着以内経験という共通点があります。上記共通点の該当馬は、イズジョーノキセキ1頭だけです
前走レース別では、過去10年勝馬は府中牝馬S・産経賞オールカマー・秋華賞・札幌記念のいずれかを出走した馬になります。今年上記レース以外の出走馬は、ウインマイティー・テルツェット・ピンハイ・ホウオウエミーズ・マジカルラグーン・ルビーカサブランカの6頭は減点です。
府中牝馬S組で馬券に絡んだのは、2012年レインボーダリア、2013年アロマティコ、2014年ディアデラマドレ、2016年クイーンズリング・シングウィズジョイ、2017・18・19年クロコスミア、2018年リスグラシュー、2019年ラッキーライラック、2020年サラキア・ラヴズオンリーユー、2021年アカイイトの11頭。11頭中10頭がサンデーサイレンス血統持ち・11頭とも7着以内の成績です。非サンデーサイレンス血統の馬は2012年のレインボーダリアのみ。今年出走予定の馬は全頭サンデーサイレンス血統持ち、前走7着以内に好走したのはアンドヴァラナウト・イズジョーノキセキの2頭のみ。
産経賞オールカマー組で馬券に絡んだのは、2014年ラキシス、2015年マリアライト・ヌーヴォレコルトの3頭だけ。マリアライトを除く2頭は前年度も3着までに好走したリピーター・3頭とも前走負け馬になります。前走負け馬はウインキートス・デアリングタクトの2頭。ジェラルディーナは前走強い競馬をして人気が予想されますが、過去10年で産経賞オールカマー勝馬は3頭とも馬券圏外に凡走しています。
秋華賞組で馬券に絡んだ馬は、2012年ヴィルシーナ、2013年メイショウマンボ、2014年ヌーヴォレコルト、2015年タッチングスピーチ、2017年モズカッチャン、2021年ステラリアの5頭。上記5頭はクラシックの最高着順が6着以内かつ前走0.5秒差以内になります。今年出走予定で該当馬はスタニングローズ・ナミュールの2頭。
札幌記念組で馬券に絡んだのは、2018年モズカッチャン、2020年ラッキーライラックの2頭。上記2頭の共通点は同レースの勝馬です。今年札幌記念組はウインマリリンが出走予定です。ウインマリリンは2020年4着、2021年16着と勝利経験がありません。
前走クラス別では30頭中27頭が前走GⅠorGⅡに出走しています。前走GⅠorGⅡ組以外で馬券に絡んだ馬は、前走と同じ騎手・開催場所勝利経験・前走3着以内という共通点があります。上記共通点の該当馬は、ピンハイ1頭です。
過去10年、3歳クラシックレース経験がある馬は(7-9-7-76)7勝しています。今年出走予定の該当馬は、アンドヴァラナウト・ウインマイティー・ウインマリリン・スタニングローズ・デアリングタクト・ナミュール・ピンハイ・ライラックの8頭。
やっちゃんの注目馬

データからの推奨馬はこちらをご覧ください。
3番 ピンハイ
前走西宮Sの1着馬。秋華賞では抽選対象に届かず出走できませんでしたが、桜花賞5着・オークス4着と3歳世代でも上位の成績。前走直線追い出しにかかるとグングン加速し差し切り1着。前走GⅠorGⅡ組以外での好走条件を唯一満たした1頭。過去2年阪神競馬場での開催となり上位3頭は末脚1-3位の馬で決着しており末脚勝負になるなら侮れない1頭です。
やっちゃんの本命馬

◎ 8番 アンドヴァラナウト
前走府中牝馬Sの3着馬。内枠を活かし終始ロスのないレースで4角を通過し、最後の直線では1度は先頭に立つもイズジョーノキセキ・ソダシに先着を許し3着。過去10年で最多6勝している4歳馬。前走府中牝馬S組は最多の5勝。両条件を兼ね備えたのはアンドヴァラナウトだけ。今回はR.ムーア騎手が騎乗を予定しており勝負気配十分なので本命に。
〇 7番 イズジョーノキセキ
前走府中牝馬Sの1着馬。前走は岩田騎手の好騎乗もあり12番人気にもかかわらず見事1着。エピファネイア産駒は早熟と言われていましたが、見事前評判をいい意味で覆してくれました。アンドヴァラナウト同様前走府中牝馬S組であり、好走条件を満たします。C.ルメール騎手とは初コンビになりますが、好走に期待して対抗評価に。
▲ 18番 ジェラルディーナ
前走産経賞オールカマーの1着馬。前走は好位で控え最後の直線で一気に先頭に立ちそのまま1着と強い競馬でした。今回大外枠の8枠18番に入りましたが、阪神競馬場で開催されたエリザベス女王杯は2頭とも勝馬は8枠でした。前走で重賞初制覇、勢いそのままにGⅠ制覇に期待して3番手評価に。
★ 3番 ピンハイ
△ 4番 デアリングタクト
△ 5番 マジカルラグーン
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