過去10年有馬記念は8枠(0-0-1-19)が圧倒的に不利なレースとなっており、今年8枠に入ったブレークアップ、ディープボンドの2頭はかなり割引して評価する必要があります。
やっちゃんの見解
今年の出走予定は16頭です。
年齢別では3歳馬が最も複勝率が高く、6歳以上の馬は過去10年1頭しか馬券に絡んだ事がありません。
今年出走予定の3歳馬
- イクイノックス
- ジャスティンパレス
- ボルドグフーシュ
3歳馬で馬券に絡んだ馬は前走GⅠレースに出走かつ前2番人気以内or1着馬が(4-2-2-4)と複勝率66.7%あります。今年該当馬はイクイノックス1頭。ボルドグフーシュ・ジャスティンパレスは菊花賞で好走しており実績は十分ですが、過去10年の傾向には該当しません。2000年以降前走菊花賞を出走した馬かつ前走と騎手が変更された馬は(0-2-2-7)と勝馬が1頭もおらず、複勝率は36.4%です。
今年出走予定の4歳馬
- エフフォーリア
- ジェラルディーナ
- タイトルホルダー
- ブレークアップ
4歳馬で馬券に絡んだ馬は前走GⅡ勝馬もしくGⅠ5番人気以内の馬が8頭中7頭が該当唯一の非該当馬は前走凱旋門賞に出走したディープボンド1頭です。
今年出走予定の4歳馬は全頭条件に該当しており好走の可能性あり。
今年出走予定の5歳馬
- アカイイト
- イズジョーノキセキ
- ウインマイティ
- ディープボンド
- ポタジェ
- ヴェラアズール
5歳馬で馬券に絡んだ馬は過去10年で13頭中11頭がGⅠ勝馬、非該当馬の2頭はGⅠ2着の経験があります。
今年出走予定の該当馬は、アカイイト・ディープボンド・ポタジェ・ヴェラアズールの4頭。
キャリア別ではキャリア20戦以内の馬が9勝。キャリア21戦以上の馬で馬券に絡んだ馬は、関西所属馬かつ前走GⅠ出走馬のみ。
今年出走予定の馬のキャリア
- アカイイト(キャリア26戦 関西所属)
- アリストテレス(キャリア18戦)
- イクイノックス(キャリア5戦)
- イズジョーノキセキ(キャリア22戦 関西所属)
- ウインマイティー(キャリア17戦)
- エフフォーリア(キャリア9戦 4歳馬)
- ジェラルディーナ(キャリア16戦)
- ジャスティンパレス(キャリア7戦)
- タイトルホルダー(キャリア13戦)
- ディープボンド(キャリア19戦)
- ブレークアップ(キャリア17戦)
- ボッケリーニ(キャリア22戦 関西所属)
- ボルドグフーシュ(キャリア9戦)
- ポタジェ(キャリア18戦)
- ラストドラフト(キャリア21戦 関東所属)
- ヴェラアズール(キャリア22戦 関西所属)
過去10年キャリア10戦未満の4歳馬はアーモンドアイを含めて5頭全てが馬券圏外に凡走しています。昨年の勝馬エフフォーリアも該当しています。
キャリア21戦以上の好走条件に該当するのは、アカイイト・イズジョーノキセキ・ボッケリーニ・ヴェラアズールの4頭。
前走クラス別ではGⅡから出走した馬は前走3着以内かつ2位以内の末脚を使っています。
今年出走予定の前走GⅡ組
- アリストテレス(前走11着 前走末脚4位以下)
- ブレークアップ(前走1着 前走末脚4位以下)
- ラストドラフト(前走5着 前走末脚2位)
今年出走予定の3頭で条件を満たす馬はいません。
前走GⅠ組が最多の7勝。勝馬は前走の1番人気or1着馬が6頭。唯一非該当馬は2020年のクロノジェネシス。クロノジェネシスは同年の宝塚記念の勝馬です。
今年出走予定の前走GⅠ組
- アカイイト(前走エリザベス女王杯 11番人気 4着)
- イクイノックス(前走天皇賞秋 1番人気 1着)
- イズジョーノキセキ(前走エリザベス女王杯 10番人気 10着)
- ウインマイティー(前走エリザベス女王杯 7番人気 16着)
- ヴェラアズール(前走ジャパンC 3番人気 1着)
- エフフォーリア(前走宝塚記念 1番人気 6着)
- ジェラルディーナ(前走エリザベス女王杯 4番人気 1着)
- ジャスティンパレス(前走菊花賞 4番人気 3着)
- ポタジェ(前走天皇賞秋 8番人気 13着)
- ボッケリーニ(前走ジャパンC 9番人気 17着)
- ボルドグフーシュ(前走菊花賞 7番人気 2着)
今年出走予定で上記条件に該当するのは、イクイノックス・エフフォーリア・ジェラルディーナ・ヴェラアズールの4頭。
前走海外レースに出走した馬
- タイトルホルダー(前走凱旋門賞 1番人気 11着)
- ディープボンド(前走凱旋門賞 10番人気 18着)
前走海外レース組は(2-1-2-4)と複勝率55.6%あり、今年は宝塚記念1着馬のタイトルホルダー・ディープボンドが該当します。
前走着順別では5着以下の馬は勝馬がもいません。
今年出走予定の前走5着以下の馬
- アリストテレス
- イズジョーノキセキ
- ウインマイティー
- エフフォーリア
- タイトルホルダー
- ディープボンド
- ボッケリーニ
- ポタジェ
- ラストドラフト
コンビ経験がない馬は過去10年1頭も勝馬がいません。
今年該当馬はジャスティンパレス・ボルドグフーシュの2頭。
前走と違う騎手が騎乗して勝利した馬は過去10年で2013年オルフェーヴル・2014年ジェンティルドンナの2頭だけ。上記2頭はコンビ経験があり前走2400mに出走した負け馬かつ同年GⅠ勝利経験があります。今年の該当馬はなし。
重賞勝利経験がない馬は(0-1-0-10)過去10年で1頭しか該当していません。唯一の該当馬サウンズオブアースはGⅠ連対経験があります。
今年出走予定で重賞勝利経験のない馬はボルドグフーシュ1頭。ボルドグフーシュは菊花賞2着経験があり実績はあります。
非根幹距離重賞の勝利経験がない馬は(0-5-0-52)過去10年5頭しか馬券に絡んでいません。馬券に絡んだ5頭中4頭はGⅠ連対経験があります。
非根幹距離重賞勝利経験がない馬でGⅠ連対経験がある馬は、ボルドグフーシュ・ポタジェ・ヴェエラアズールの3頭。
やっちゃんの注目馬

データからの推奨馬はこちらをご覧ください。
13番 タイトルホルダー
前走凱旋門賞の11着馬。今年天皇賞春・宝塚記念とGⅠ2連勝し凱旋門賞に挑むも、欧州のタフな馬場に加え悪天候まで加わり流石に厳しい1戦だったと思います。前走凱旋門賞組は(1-1-2-3)複勝率57.1%とかなり好走馬が目立ちます。2000年以降前走凱旋門賞組かつ同年宝塚記念勝馬は(1-1-1-0)と複勝率100%。今年タイトルホルダーも前走凱旋門賞かつ同年宝塚記念の勝馬なので好走に期待です。
やっちゃんの本命馬

◎ 9番 イクイノックス
今年3歳馬の最有力馬。天皇賞秋で悲願のGⅠタイトルを獲得しました。デビューから5戦G1を含めて連対率100%と抜群の安定感があります。前走の天皇賞秋ではパンサラッサの大逃げを上がり最速32.7の末脚で差し切りました。今回の中山競馬場で自慢の末脚が使えるのかが鍵となりそうですが、距離は問題なくこなしてくれると思いますので、本命に。
〇 5番 ジェラルディーナ
前走エリザベス女王杯の1着馬。今年の秋から本格化し産経書オールカマー・エリザベス女王杯と連勝でGⅠ馬になりました。前走は上がり最速で差し切りましたが、過去10年エリザベス女王杯から出走した馬は(0-2-0-18)と勝馬が1頭もおらずローテ面での不安が見られますが連勝中の勢いで好走に期待して対抗評価に。
▲ 13番 タイトルホルダー
前走凱旋門賞の11着馬。今年天皇賞秋・宝塚記念の1着馬で凱旋門賞に挑むも大荒れの天候、ヨーロッパの重馬場では流石に厳しかったと思います。昨年は大外枠に入り5着と大健闘しました。今年は昨年よりも格段にレベルアップしており、今年の宝塚記念で2着馬に0.3秒差をつけて完勝しました。7枠13番と枠はいまひとつですが昨年も大外枠から5着と健闘しており好走してくれることに期待して3番手評価。
△ 3番 ボルドグフーシュ
△ 10番 ジャスティンパレス
△ 16番 ディープボンド
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